ライフジャケットを着てください

2023年夏が終わろうと。

 この夏は森組は海に出ました。夏は短い。くらげが出るようになると言われるお盆までも短い。とにかく入れる時期は「海」のこだわろう!と。寄せては返す波が子どものころ不思議でした。波に任せてふわっと浮くと、地球から持ち上げられてるような。その繰り返しが楽しくて楽しくて。
 
 風りんりんでは「水に入るときはどんなに浅くてもライフジャケットを着る!」約束があります。数年前にベテラン消防士の中村さんに講習していただき、「水難事故にあってもなんとか浮いてさえいてくれれば必ず助ける。沈んでしまったらプロでも助けられない。ライフジャケットを着けていれば浮ける!」「今までたくさんの水難現場に救助にいったが助けられた人は一人だけ。浮いて待っててくれた一人だけ。」
 
 私は海も川も大好きだけど怖い。一瞬でさらわれることは想像しただけで震える。今年もたくさんの水難事故があった。子どもを助けようと水に入ったお父さんが亡くなった。高校生が流された、など悲しすぎる。海でもライフジャケットをつけずに遊んでいる人の方が多い。とても怖い。ライフジャケットなど着けずに遊ぶのが醍醐味という人がいたが、絶対にライフジャケットを着けたほうが遊びの幅が広がって海がもっと好きになる。一度着てみてほしい。
 
 先日、卒園児と話していると、「海でおぼれたら“ういてまて”だで。そしてしゃべったらいけん。黙ってここに(自分の肺を指して)空気をためるんだで。」と言った。風りんりんで毎年やってきたことを覚えてくれている。幼児でも自分で自分の身を守れるんだ。
 「水の事故から命を守る“ういてまて”」は全国に指導員がいる。小学校、コミュニティ、希望すれば大体のところに指導員が講習をしにきてくれる。ぜひみなさんも受けてみてほしい。

なにより一番大切なのは “命” です。
 
     HP→ UITEMATE-一般社団法人 水難学会 – 水の事故、もしものときはういてまて
 

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