ヒヤリハット過去の事例まとめ(1)

休みがちで久々の登園だった子が不安そうだったため、スタッフが手をつないで歩いたが、その日の後半は自分で歩いていた。できることに対して、手の貸し過ぎのないよう注意したい。
子どもたちから「笛(緊急ホイッスル)を吹く練習をしよう」との提案があり、練習をした。練習前は吹けなかった子がいたが、練習後は吹けるようになった。緊急の時に備えて、度々練習したい。
歩きたくなくて、立ち止まることが多かった子に蚊がたくさん寄ってきてとても痒そうだったので、スタッフが手を引いて歩いたり、遊びのほうに気を向けたりした。
なかなか歩かないAくんを、他の子どもたちが待っていた時、みんな退屈そうにしていた。自分たちで何とかして欲しいと願いながらも、スタッフが「何かして遊ぼう」と声かけをしてしまった。その後は子どもたちから「こおりおにしよう」とか「だるまさんが転んだしよう」などの声があがったが、「何かして遊ぼう」という大人の声かけは口を出しすぎたと反省。子どもたちが退屈だなと感じた時も、子どもたちから遊びの提案を待つ。
クッキングの時、子どもたちがかまどの火にお釜をかけている真横で、他の子が不安定なところに踏み台を置き、壁に登ろうとしていた。スタッフが危険と判断し、「もし転んだら大やけどをしてしまうよ」と注意した。しかし、その後も同じことをしようとしたため、スタッフが踏み台を移動した。
クッキングの時、年少さんが火に近づこうとすると、年長さんが「小さい子はここから先に入っちゃダメ」と木の棒で線を引いた。
一人の子が、リュックカバーがうまくかけられず、スタッフに頼んだので「子どもたちに頼んでみて」と言ったら、子どもたちに対して「して!して!」と言っていた。頼み方が悪く、みんな嫌がって、してもらえなかった。子どもたちとの付き合い方を少しずつ学んでいって欲しい。
一人でいると不安になるAちゃん。誰かと手をつないでいないと落ち着かない様子だったが、一人で遊ぶ子ことも増えていって欲しい。
草刈後のの草むらで子どもたちが蛇の死体を発見。スタッフが確認すると、死んでいたのはマムシだった。蛇や蜂を見つけたら静かに逃げることは子どもたちも知っているが、今後は見つけたら大人にも知らせるように伝える。
AくんがBくんにからかわれて、AくんはBくんを水筒で叩こうとしていた。スタッフは近くで見守っており、止めるかどうか一瞬迷った。しかし、もし叩いても命の危険までに至らないと判断し、Aくんを信じてそのまま見守ることにした。その後もBくんは何度もAくんをからかい、挑発したが、Aくんは水筒を振りかざしながらもグッと我慢し、最後まで叩くことは無かった。大人が「ダメだよ」と言うことなく、子どもを信じて待つことで、AくんもBくんも自分達で解決していた。

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