新理事長挨拶
2026年2月より、「NPO法人 鳥取・森のようちえん・風りんりん(以下、風りんりん)」の理事長に就任した徳本修一です。

風りんりんは私の妻である徳本敦子が、「見守り保育」と「自然保育」によって世界平和に貢献するという壮大なビジョンを掲げ、2014年に創設した森のようちえんです。子どもたちを見守りながら、子どもたちと一緒に自然での時間を楽しんでいた彼女は「あっちゃん」と呼ばれ、誰からも愛される太陽のような人でした。
その敦子は、2026年1月15日の朝、急逝しました。本当に突然のできごとでした。
彼女が人生を賭して育んできた「風りんりん」を私も大切に思っていますし、彼女が掲げたビジョンや想いにも強く共感していました。特に「代表あっちゃんより」にある、次の文が大好きです。
私は、「命の安全を確保したうえで、子どもたちにやりたいことを全部やらせてあげたい。目をキラキラさせて遊ぶ子どもたちの後ろから、置いて行かれないようにポケポケついていく大人でいたい」と思います。—「代表あっちゃんより」
敦子の意思は、私が引き継ぎます。そしてこれまで以上に、保護者様や地域の皆様に愛される園となれるよう、スタッフと共に邁進する覚悟です。
・・・
1950年代のデンマークにルーツを持つ「森のようちえん」は、子どもたちの主体性や自己肯定感を育む幼児教育として知られています。自然での体験が非認知能力を高めることから、日本でも教育業界からの注目が高まってきています。
しかし、少子化が加速度的に進む日本では、保育園を運営し続けていくことがどんどん難しくなってきています。
時代に淘汰されることなく「森のようちえん」をこれからも発展的に継続していくためには、運営者である私たち自身が常に批判的思考や科学的な視点で評価・検証することが求められています。「森のようちえん」は時に、理念や想いが先走ったかたちで世の中に伝えられることがあるからです。変化を恐れることなく、必要があれば修正し、それを正しく社会に伝えていく必要があるでしょう。
AIやロボットをはじめとした技術革新が日進月歩で進展する現代社会は、職業はもちろん、「どう生きるか」という問いを私たちに突きつけています。より不確実性の高まる未来を生きていく子どもたちには、生きるために必要となる力を育む場所と機会が必要です。その答えの一つが、「自然保育」であり「見守り保育」であると私たちは信じています。
保護者様、地域の皆様、いつも風りんりんを支えてくださる皆様、そしてスタッフ一丸となって、風りんりんを世界に誇る「森のようちえん」にすべく取り組んでまいりますので、皆様のご支援とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
NPO法人 鳥取・森のようちえん・風りんりん
理事長 徳本修一

