愛すべき6人へ

先週末は風りんりん6回目の卒園式でした。6名を送りました。

2歳から入って4年通った女子Hちゃんが一番長かったかな。オムツして自分より大きなリュックを背負い、一生懸命山を登って自分のことは全部自分でして、あまり泣かなかったけど、たまに「かぁちゃ~ん」と静かにしくしく泣いてた。切ない泣き方だった。いまや誰からも頼られる逞しい女子!お相撲一番、硬いスープポットの蓋もかならず開ける!Hちゃんの前に行列ができる。

0歳から親子組に入ってお母さんに泥につけられて号泣してた男子Kちゃん。よもぎ組(年中)で入ってきて最初は照れて照れてみんなの仲間にも入らず得意の木登りで高いところから朝の会にも参加してた(笑)身体能力が非常に高くて足をかけるところもない電柱にもするするのぼる、だから男子の憧れ。かわいくてやさしくて照れやなやんちゃくん。Kちゃんにはあっちゃんも人生相談いろいろしたなー(笑)

スタッフの息子のSくん。あっちゃんはお腹にいるときから知ってるんだよ。小さいときはお姉ちゃんとお兄ちゃんにお母さんの膝をとられてもんどりうって泣いてたけど、今は行動力のある物知り博士だね。なんだかすべてお見通しであっちゃんも背筋がピン!としてたよ(笑)
お母さんの仕事が終わるまでよく一人で待ってて夕方には「おや~や~ん、おなかすいた~」とぐずぐずしながら眠ってしまったこともたくさん。思い通りにならない時間はSくんに考える時間をくれて大きな成長につながった。

セリ組(年少)から入ったUくん。お母さんが大好きでとにかくお母さんから離れなかったひっつき虫。場所を選ばずどこでもかしこでも寝っ転がって「びえーーー!!」が続く。大人だってできない体力の使い方と根性でした。お母さんはこの時期のUくんを叱るわけでも見放すわけでもなく、ただ「そっかそっかーそうなんだね。」と寄り添い笑顔で見守ってきました。すごいお母さんだとずっと思ってた。今ね、Uくんはできない子は絶対に見放さない、最後まで寄り添うお子さんになりました。親の背中をみて育つとはこのことだと思います。

2歳から親子組で参加したときからビャンビャン泣いてた女子のMちゃん。その泣きも根性入ってて午前中ずーっと泣いていたことも。口数が少なくて、でも行動力があってどんどん成長していった。下手な大人よりまわりをよく見てる。判断は常に正しい。もしかしたら子どもらしくないくらいかも。でもそれはMちゃんにとって普通で当たり前、なにも苦痛ではない、としたらMちゃんは6歳にしてすごい力を手に入れた。私はMちゃんを「女神」と言ったけれど、無償の愛をくれる6歳はまさに「女神」です。
鳥取に移住してきてせり(年少)に入った男子Kくん。お父さんのアウトドア知識、お母さんオリジナルの教育方針「自由」の中で愛情たっぷりに育った。小学生のキャンプにも普通に参加し、親が作る環境がどれだけ大事かということを体現してくださったご家庭だ。知識も行動力もすごい心優しい男の子。女子とのツーショットが一番多い男子である(笑)卒園式のあとスタッフにくれたお手紙の文字は私よりきれいな字!字もきっと自分で書きたくなって覚えたんだろうな。興味のあることを突き詰められる精神と環境がKくんをどんどん成長させた。

みんなはもう十分にひとりで生きていける力を身に着けました。いや、つけたのではなく生まれ持ってきた力を風りんりんで試して本物にしたというとこかな。
これからたくさんの人と出逢い、迷い悩むこともあるかと思うけど、そんなときは「風りんりんではどうしてたかな?こんなときどうしただろう?」を思い出してください。
答えはすべてそこにあります。

あなたたちが選ぶことに一つも間違いはないから、まわりが何を言っても自分のやりたいことは絶対にやってください。そうしないと自分がかわいそうです。
そして人と違うことをあえてやってください。人と同じことをやってたらつまらない。「みんな違ってみんないい」。みんなが同じ世界なんて考えただけでも気持ちが悪いです(笑)

そしてこれからも自分で考えることを止めないでください。
そしていつでも風りんりんに戻ってきてください。
あなたたたちが大人になるまで、それ以降もずっと会いたいのです。
そして私はあなたたちを愛しています。

今までありがとう。そしてこれからもよろしくね。
「さよならあんころもちまたきなこ~」ぎゅーーーーーー!!!!!!

あっちゃんより

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1件の返信

  1. 2021年11月14日

    […] *詳しくはあっちゃんのひとりごと「愛すべき6人へ」にも書いてます。見てね。 […]

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