いろんなことが“いいんじゃない”と思えるようになりました
コメント:鳥取生まれ育ちのNさん
私は生まれも育ちも鳥取です。私自身が自然と一緒に育ちました。
風りんりんとの出会いは、長男が持病で普通の保育園へ通えなかった時のあっちゃんとの偶然の出会いでした。
入園時、骨折はあると思って…という言葉にドキドキしましたが、スタッフの温かい見守りで大きな怪我をすることもなく、時間に縛られないのびのびとした保育を経験することができました。
長男は、年長1年間。次男は、2才10ヶ月~4才10ヶ月の2年間を風りんりんで過ごしました。紙パンツをはいたまま入園した次男は、リュックサックが歩いているようでしたが、毎日だっことも言わず、自分の足で最後まで歩いて帰ってきたことをよく覚えています。おかげで、今は体も強く、デコボコ道をたくさん歩いたおかげか運動のバランス感覚も良いです。木登りが得意だったのか、家の柱も天井まで登ってしまう程力も強いです。
長男は、まじめで興味のある事に時間を忘れて没頭するタイプ。今でも忘れられないのは、散歩道でとってきた笹で笹舟を作った時のこと。私も一緒に…と思いましたが、あまりに笹が小さくて諦めました。それでも長男は、「風りんりんで、できたから」と集中していました。たぶん諦めるんだろうな…と思っていましたが、何時間か後に「できた!」と言うのです。ほんとに小さな笹舟が3つも並んでいました。この集中力と自信には本当に驚かされました。
仕事の事情で、次男は、4才で近くの保育園に通うことになりました。自由にのびのびと育ってきたので、大丈夫だろうかと思っていましたが、普通に溶け込んで、全く心配はいりませんでした。それどころか、入園初日から誰に何を言われたわけでもなく自分の座っていた椅子をきちんと定位置に片付けて園長先生に褒められました。身の回りの朝の準備も毎日自分でしていました。おもちゃがなくても外で何時間でも遊べる所や木の枝がリレーのバトンになって楽しめる所、雪の日はソリも楽しいけど、すぐに体だけで体勢を変えながら全身滑りを楽しめる所、高い所でも平気なバランス。彼の中には、森のようちえんでの経験がいっぱい詰まっています。
最近特に感じるのは、疲れたなぁ、困ったなぁと思った時に、何も言わなくても側で手伝ってくれる優しさ。家族が体調を崩した時、黙って自分の茶碗を洗い、拭き、こぼした床の掃除までしていました。驚いたとともに自分で考える力がしっかりついているなぁと本当にありがたかったです。
最後に私、風りんりんに出会えて、見守るを心がけ、いろんな事が「いいんじゃない」と思えるようになりました。親が頑張りすぎない、任せていいんだと思え、自分の気持ちも楽になりました。自分の価値観を押しつけず、子どもたち自身が自由に育ってほしいなと思います。
風りんりんありがとう。