最先端農業体験
スタッフのイコちゃんです〜!
先日、子どもたちと田植え体験をしてきました。
大人が何も言わなくても自ら裸足になり、田んぼに飛んでいく子どもたち。「気持ちいい〜」「もちもちしてる!」とジャンプしたり、足踏みをして泥の感触を味わっていました。
まずはじめに、苗を手で植える昔ながらのやり方で田植えをしました。数本ずつ手に取り、丁寧に植えていました!毎年、体験しているからか子どもたちの手際の良さにびっくりです!
その後は、「ドローン田植え」の見学をしました(正確には田植えではなく、
ドローンが、登場すると「おおきい!!」「かっこいい〜」と子どもたちが興味津々でした。思っていたドローンより、大きすぎて私もびっくりしました笑
このドローンがどんな役割をするのか、聞いてみると…なんと!人間が操作しなくても、GPSで場所を判断して飛ぶんですって!!ゲゲゲッ!
ドローンが飛び立つと「わぁーー!」「やばぁ」「えー」「すごーい」と目をキラキラさせて、驚いていた子どもたちです。中には、目を丸くさせて無言でポカーンと見ている子もいました。迫力がスゴすぎて、言葉を失ったかのようでした笑
私自身も、ドローンで米の種まきができること、人間が操作をしなくても自動でできる賢い機械だってこと、50kgも運べること、3枚の田んぼでの作業が約10分で終わっちゃうこと、たくさんの驚きがありました!!
その後は、近くの風りんりんの畑に行き、去年植えた人参の葉っぱが見えて抜いてみたら「人参できてるー!」「洗って食べよう」とさっそくまるがじりする子どもたち^^「あまい」「なんかさくさくしてて、リンゴみたーい」と、お弁当前にお腹いっぱいに食べていました笑 今年はなにを植えようか〜〜??
昔ながらの田植えを体験してもらいつつ、その時代は大変だったからこそ最新技術が進んでいって農業ができてきているっていうことも子どもたちに伝えていきたいです。
トゥリーアンドノーフさん、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます!!
今回、田植え体験のご協力をいただいたトゥリーアンドノーフの徳本さんからコメントをいただきましたので、以下に掲載します。

通常、子どもたちの田植え体験と言えば、手作業による苗の移植という旧来のやり方だと思いますが、今回、ドローンによる籾の散播も体験してもらったのには理由があります。
まず手作業による苗の移植は、体を屈めての長時間の肉体作業のため非常に疲れます。だからこそ、その先にある収穫の喜びが増し、コメという食べ物を感謝していただくことができます。
しかし、この作業でコメづくりしている農家は、現在の日本ではほとんどいません。つまり、実際には使われていないやり方での田植え体験、農業体験になっているわけです。
ドローンでの籾の散播は、いま日本で普及しはじめている最も新しいコメのつくり方の一つです。育苗施設で苗を育てる必要もなければ、田植え機で移植する必要もなく、もちろん手作業で田植えする必要もありません。田植え機の何倍も早く作業が終わります。手作業と比べれば何百倍です。色々な業界で技術革新がどんどん起きているのと同じように、農業でも、ついていくのが難しいほど目まぐるしい早さで新しい技術が生まれています。子どもたちには、それも体感してほしいと考えました。
人間は毎日何かを食べて生きています。それなのに多くの人は、食べ物をつくる農業という仕事について知る機会をあまり持つことができません。子どものうちからリアルな農業との接点を持つことで、少しでも興味を持ってもらえると嬉しいですね(談)。