ひとそれぞれのタイミング

園舎スタッフのひろちゃんです。
風りんりんは0歳児クラス(こしあぶら組)の子どももいるんです。
入園当初はハイハイもままならなかった子どもたちですが、今ではしっかりとした足取りで歩いています。
そんなある日。0歳児も1歳児(すいば組)もみんな園庭に出た後の部屋にこしあぶら組のYちゃんが一人。部屋の中を行ったり来たりしながら外の様子を伺っています。内心、園庭に出て土や水、草花に触れてたくさん遊んで欲しいな~外に出てこないかな~と思いつつ…私たちはYちゃんが外に出たいタイミングを待ちます。

おやっ窓際にやってきた!あと少し!私は外へと気持ちが向くようにとウッドデッキに泥団子を置いてみたりして…でもそれには目もくれず、中に入ってしまいました。

う~ん…と思っているとすいば組のMくんとTくんが「Yちゃ~ん!」と部屋の中にやってきて、3人で座り込み何やらおしゃべり。その時のYちゃんの表情は何とも言えない満面の笑み。その後2人は外へ…Yちゃん着いていくかなと思いきや行かない!笑

その後すいば組のHちゃんが「Yちゃ~ん!!帽子あったよ!」とやってきて、Yちゃんに渡し、外へUターン。するとしばらくしてYちゃん自分で帽子をかぶり、外へとやってきたではありませんか。

“Yちゃん帽子を探していたのか?!”“このタイミングだったんだ!!”“大人が仕掛けなくても子ども同士のやりとりで心は動くんだ”…など様々な気持ちが駆け巡りました。Yちゃんが気持ちを発したわけではないので、本当の気持ちはわかりませんが…その時の嬉しそうな笑顔が今でも目に焼き付いています。

おすすめ

ご意見・ご感想をお聞かせください

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です