肥後守(ひごのかみ)
風りんりんではふきのとう組(年長)に肥後守(ひごのかみ)を毎年プレゼントしています。
皆さんは肥後守をご存知ですか?
肥後守は日本製の折りたたみナイフで、刃物です。
刃物は危険・・・・なもの?
刃物=危険=触らせない?
危険なものは取り除くもの?と聞かれれば、かならずしもそうではないのかなと思います。
肥後守を扱うふきのとう組の手つきは安心感があります。どこを持ったら手がきれるのか、どんな風に肥後守を動かしたらよく削れるのか、そんなことを自然と考え手を動かしています。
ふきのとう組さすが!子どもをみくびってはいけないなと思わされます。
刃物に触れてこなかった子どもに対していきなり肥後守を渡すのは怖いですが、今まで刃物とたくさん付き合ってきた彼らには安心して肥後守を渡せます。
そして、危険だからといって取り除くのではなく、相手を知って扱い方、付き合い方をしっていく。それは刃物に対してだけではなく、人間関係だったり、自分の苦手分野だったり、いろんな物に通じるのではないかと思います。そして肥後守を通してそんな思いも伝わればいいな。肥後守をプレゼントすることにはたくさんの大人の思いが詰まっています。