森のようちえん 鳥取

鳥取森のようちえんブログ

ヒヤリハット&気づき日記

日々の保育で、ヒヤリとしたこと、子どもたちの行動で気づいたことなどをお知らせします。
毎日ヒヤリと気づきの連続ですが、ヒヤリも気づきもそのこと自体に白黒つけることや、特別な対策を設けない場合もあります。
それは、ヒヤリとすることから子どもたちが学び、次はどう行動するかが成長につながるからです。
森のようちえんって、毎日どんな様子なの?どんな事件が起きるの?
など、広く知っていただくために、スタッフミーティングで上がった事柄の一部をご紹介します。

●休みがちで久々の登園だった子が不安そうだったため、スタッフが手をつないで歩いたが、その日の後半は自分で歩いていた。できることに対して、手の貸し過ぎのないよう注意したい。

 

●子どもたちから「笛(緊急ホイッスル)を吹く練習をしよう」との提案があり、練習をした。練習前は吹けなかった子がいたが、練習後は吹けるようになった。緊急の時に備えて、度々練習したい。

 

●歩きたくなくて、立ち止まることが多かった子に蚊がたくさん寄ってきてとても痒そうだったので、スタッフが手を引いて歩いたり、遊びのほうに気を向けたりした。

 

●なかなか歩かないAくんを、他の子どもたちが待っていた時、みんな退屈そうにしていた。自分たちで何とかして欲しいと願いながらも、スタッフが「何かして遊ぼう」と声かけをしてしまった。その後は子どもたちから「こおりおにしよう」とか「だるまさんが転んだしよう」などの声があがったが、「何かして遊ぼう」という大人の声かけは口を出しすぎたと反省。子どもたちが退屈だなと感じた時も、子どもたちから遊びの提案を待つ。

 

●クッキングの時、子どもたちがかまどの火にお釜をかけている真横で、他の子が不安定なところに踏み台を置き、壁に登ろうとしていた。スタッフが危険と判断し、「もし転んだら大やけどをしてしまうよ」と注意した。しかし、その後も同じことをしようとしたため、スタッフが踏み台を移動した。

 

●クッキングの時、年少さんが火に近づこうとすると、年長さんが「小さい子はここから先に入っちゃダメ」と木の棒で線を引いた。

 

●一人の子が、リュックカバーがうまくかけられず、スタッフに頼んだので「子どもたちに頼んでみて」と言ったら、子どもたちに対して「して!して!」と言っていた。頼み方が悪く、みんな嫌がって、してもらえなかった。子どもたちとの付き合い方を少しずつ学んでいって欲しい。

 

●一人でいると不安になるAちゃん。誰かと手をつないでいないと落ち着かない様子だったが、一人で遊ぶ子ことも増えていって欲しい。

 

●草刈後のの草むらで子どもたちが蛇の死体を発見。スタッフが確認すると、死んでいたのはマムシだった。蛇や蜂を見つけたら静かに逃げることは子どもたちも知っているが、今後は見つけたら大人にも知らせるように伝える。

 

●AくんがBくんにからかわれて、AくんはBくんを水筒で叩こうとしていた。スタッフは近くで見守っており、止めるかどうか一瞬迷った。しかし、もし叩いても命の危険までに至らないと判断し、Aくんを信じてそのまま見守ることにした。その後もBくんは何度もAくんをからかい、挑発したが、Aくんは水筒を振りかざしながらもグッと我慢し、最後まで叩くことは無かった。大人が「ダメだよ」と言うことなく、子どもを信じて待つことで、AくんもBくんも自分達で解決していた。

 

●見わたしの良いフィールドで、興味のままに遠くまで歩いていた子がいたが、スタッフからもよく見えていたし、周りに危険もなかったのでそのまま見守った。その子なりに満足して戻ってきた。

 

●困っている友だちを見ても、最初は手伝う様子が見られなかった子が、1日を通して一緒に遊ぶうちに、少しずつリュックを運んであげたり、落ちたフォークを拾ってあげたりと、友だちを手伝うようになった。

 

●カブトムシやセミの標本を見てから森に出かけた日、子どもたちはいつもに増して木を一本一本見て歩いたり、セミの声に耳を傾けたりして、夏の自然に触れていた。

 

●リュックの留め具ができなくて、「できない、できない」と言って諦めていた子が、何度も挑戦するうちに、「できない」と言わずに自分の力で出来るようになった。

 

●Aくんはお弁当を食べるときに箸を忘れて泣いていた。Bくんが、一生懸命なぐさめようとあの手この手を試したがなかなか良い方法が見つからず泣き止まなかったが、自分のフォークを貸してあげると、Aくんが泣きやんだ。試行錯誤の末、やっと答えが見つかって、友だちが泣き止んだことでBくんもとっても幸せそうな表情を見せた。

 

●帰り際、Aくんが荷物の片付けができなくて泣いていた。Aくんを置いて他の子たちが帰ろうとすると、Bくんが「待ってあげようよ」と言って、待つことになった。その後やはり待ちきれなくなって、子どもたちは先に歩き出したが、スタッフが残った。そのことで、Aくんの中にも甘えがでて、泣き続けた。その日のスタッフミーティングで、Aくんが見えないところでスタッフが見守っても良かったのでは?という意見が出た。

 

●夏休み明けということもあり、子どもたちはスタッフと手をつなぎたがることが多くみられる。少しずつまた、子どもたち同士で過ごせるよう、促していく。

 

●年長のふきのとうさんは、めきめきと体力もついており、もっと歩いたり、なにか課題を与えたりと、ふきのとうさんだからできる「ちょっと難しいこと」もやっていきたい。

 

●スタッフにハチがぶつかってきた。近くに巣を探したが見当たらなかった。被害はなかった。

 

●Aくんはお弁当を残しがちだった。ある日、お弁当の時間にトコトコとスタッフのほうにお弁当箱を持ってきて、空っぽになったお弁当箱を見せてくれた。お友達にも「お弁当全部食たよ」と言って、とても嬉しそうだった。

 

●Aくんが帽子を深くかぶって階段を下りていた。見えなくて危ないと思い、スタッフが聞くと「見えるよ」というので、「転ぶよ」と言ったがそのまま下りていた。スタッフミーティングで、本人が本当に見えなければ自分で帽子を上げると思うので、注意しなくてもよかったのでは?という意見が出た。自分で帽子を上げるか、転ぶか、本人に任せること。

 

●リュックのファスナー全開で歩いている子がいた。わかっていてやっているようで、物が落ちたら拾って歩いていたり、その後は自分で閉めた。スタッフは口を出さず、本人に任せた。

 

●ハチの巣をスタッフが発見したので、みんな近寄らず、土地の所有者にハチの巣をお願いした。

●クッキングの時、火当番と野菜切りを、『年中さんと年長さん』と決めて行ってみた。
 年中・年長の4人は自分たちがやらなくちゃという思いからか、最初から最後までやりとおした。
 今までは途中であきたり投げ出すこともあったが、成長を感じた。

 

●保護者スタッフさんが、子どもたちを見かねて、長靴をはかせてあげたりなどお世話を焼いてしまう場面も。
 「見守り」の保育を理解していただき、「目は皿に、耳はダンボに、手は後ろ、口チャック」で、
 今後も子どもたちの成長を見守りたいと思います。

 

●Aちゃんが、ある施設の行事に参加したとき、施設内にあったビー玉を口の周りでコロコロしたり、舐めたりして遊んでいた。
 スタッフは、誤飲すると命の危険があると判断、「ビー玉を口に入れたら怖いよ。喉に詰まったら息ができなくて死んじゃうんだよ」
 と具体的な危険を伝え、注意した。

 

●ある行事でのスイカ割りの時。目隠しが怖いのか、スイカ割りをしたくない子も。
 スイカ割りの楽しさを知っている大きい子たちが、不器用なりに、みんなでスイカ割りをしたくて
 「スイカ割りをしない子は食べたらいけん!」
 と言っていたのに、スイカ割りをしなかった子にも食べるのをスタッフがよしとしてしまった。
 スタッフミーティングで、子どもの決めたルールは尊重すべきで、
 スイカ割りをしたい子としたくない子の気持ちを話させるなどして、
 個々の意見も尊重し、相互の理解を得るなどして子どもたちで決めさせるべきだったと反省。

 

●のこぎりを使う日のこと。
 Aちゃんは、欲しいものを無理やりにとってしまうことがあることをスタッフは知っているので、
 大きな危険がない範囲で見守り中。やはりその時ものこぎりをガバッと取ってしまう場面があり、
 「周りをみようね」と声をかけた。

 

●AちゃんがBちゃんを押してBちゃんが泣いていた。Aちゃんは気づいていなかったため、スタッフが「どうしよう」
 と皆に声をかけた。すると、CちゃんがAちゃんに向かって、「謝らんといけん」と言ったのでAちゃんは謝った。
 しかし、その後スタッフミーティングで、子どもが気づくまで待ってもよかったのではという反省が。
 Bちゃんに対しても、泣いているだけでなく、自分の思うことを主張する機会を奪ってしまったかもしれない。